【南アルプス】仙丈ヶ岳 山の日とカールを眺める山旅

登山
登山

2022年8月11日の山の日に南アルプスの仙丈ヶ岳せんじょうがたけに行ってきました。予定では青森の岩木山と八甲田山を登りに行こうと思ってましたが東北方面は連日雨予報の為、天気が安定している場所を求めて仙丈ヶ岳にしました。コースは北沢峠から小仙丈ヶ岳を越えて山頂へ。その後は仙丈小屋、馬の背ヒュッテを経て北沢峠に戻るコース。

4:45頃に仙流荘に到着。準備をしてバスが来るのを待ちます。この時点で200m程程の行列ができていました。始発は増便が何台も出てましたがこれには乗れずに6:45頃に戻ってきたバスにようやく乗ることができました。

北沢峠へ向かう途中、運転手から熊がいるとアナウンス。目線を上げると木に登って食事をしているツキノワグマが目の前に飛び込んできました。バスがすぐ横にいるのに気づいてないようで何かを一心不乱に食べていました。

その後バスに揺られること45分程で北沢峠に到着しました。

登山開始

ゆっくりしてると次のバスがきて人が増えるのでトイレをすませたら登りはじめます。

歩きはじめはなだらかな登山道を進んでいきます。標高2000mを超えている地点からのスタートということもあって気温は17度しかなく歩いていてもほんのり汗をかく程度で気持ちいい。

写真では人が少なそうに見えますが今日は山の日ということもあって前後には終始他の登山者がいるような状態でした。

15分ほどで1合目に到着。

この後も標識は丁寧に設置されているので迷うようなことはないかと思います。

大滝の頭分岐

ここで小仙丈ヶ岳経由か馬の背ヒュッテ経由にするか迷いましたが早めに稜線に出れる小仙丈ヶ岳を越えていくコースを選択しました。

標高を上げていくと徐々に展望が開け後ろを振り返ると甲斐駒ヶ岳が目の前に現れました。

その後も標高を上げていくと徐々に森林限界となり素晴らしい眺望。こちらは富士山と北岳。

鳳凰三山

少し離れた場所からでもオベリスクの尖りが特徴的なのでその山が地蔵岳ということが分かる。

登ってきたルートと甲斐駒ヶ岳。ずっと眺めていたようなフォルム。

小仙丈ヶ岳

ここからは小仙丈沢カールと大仙丈カールをみながら稜線歩き。

中央アルプス

木曽駒ヶ岳から空木岳までの稜線歩きも気持ちがよさそう。タイミングあえば歩きに行ってみたい。

山頂に近づくにつれて人もまばらになり歩きやすくなりました。

薮沢カール越しの山頂

カールの底に目を落とすと仙丈小屋

10:37 仙丈ヶ岳山頂に到着。

山頂は休む所を探すのが一苦労するくらい混んでおり、山頂標識と写真を撮るにも列を作っていました。

お昼にはまだ時間ありましたがかなり早めのランチ。メニューはカニクリームパスタ。パスタをサッと茹でカニクリームソースを混ぜたら完成。食後はコーヒーも飲んで1時間程ゆっくりしました。

深山万年草

厳しい環境下でも岩のわずかな隙間に力強く多くの花を咲かせていました。

地蔵尾根と仙丈小屋との分岐

標識の向こうに見えているのは甲斐駒ヶ岳と鋸岳

薮沢カール

仙丈小屋へ向かう途中の一枚。カールは上から見るより下からの方が断然眺めがいい。

仙丈小屋に到着

小屋前のデッキや椅子は人で溢れていたので手ぬぐいを購入したら直ぐに出発することに。

仙丈小屋の手ぬぐい

仙丈ヶ岳で見ることができる高山植物があしらわれたデザイン。

薮沢カールをもう一度眺めて景色を焼きつけます。

ここからはハイマツ帯の中を下って行くので眺望は少な目です。

仙丈小屋からの薮沢カール

先程までくつろいでいた山頂はもうあんなに遠くに。

ハクサンフウロ

花の百名山でもある仙丈ヶ岳ですが8月も中盤になると終わりを迎えるのでもう見れないかと思ってましたがまだ僅かながら咲いていました。

馬の背ヒュッテに到着

馬の背ヒュッテの手ぬぐい

手ぬぐいは3種類あって1つ目は馬の文字が書かれたもの、二つ目は仙丈ヶ岳と小屋の名前が書かれたもの、3つ目は色鮮やかなデザイン。どれにしょうか迷っているとおかみさんがデザインの特徴など丁寧に説明してくれました。今回購入したものはおかみさんがデザインしたもので色合いがあって女性に人気なようです。

右手に甲斐駒ヶ岳を眺めながら樹林帯の中を進んでいく。

薮沢小屋

30名程が収容できる大きさで夏の時期は管理人がおりその他の時期は開放されいるようです。

小屋の近くの水場

南アルプスの天然水。冷たくてとても美味しい。

薮沢小屋以降はこのように山肌を流れる小川がいくつも流れ落ちていました。

2合目分岐まで戻ってきました。

ここからは長衛小屋方面へ下りながら北沢峠まで戻ります。

北沢峠を少し下った舗装路に出ました。

舗装路を数百メール進んで北沢峠まで戻ってきました。

こもれび荘

こもれび荘の中に入ったと同じタイミングでバスがきたのでサッと中を覗いた程度でしたが寛いでいる方も多く過ごしやすそうな感じでした。

戻ってバス乗車の列に並ぼうとすると係員に満席のため次のバスを待ってと言われたので仕方なしに次の列にならぼうとすると最後のひと席が空いたので直ぐに乗ってと言われ慌ててバスに乗り込み北沢峠を後にしました。

山の日に人気のある山はやはり人が多くいつものように自分のペースで歩くことはできませんでしたが山が賑わったのでこんな日があってもよいかなとも思えました。

仙丈ヶ岳へ向かう稜線から眺めるカールと周りの峰々は素晴らしい眺望でいつまでも眺めていたい気分にさせてくれました。

登山日:2022年8月11日

コース:
7:38 北沢峠
8:47 薮沢大滝ノ頭
9:37 小仙丈ヶ岳
10:37 仙丈ヶ岳
11:44 仙丈小屋
12:29 馬の背ヒュッテ
12:43 薮沢大滝ノ頭
14:08 北沢峠

コメント

タイトルとURLをコピーしました