2021年1月31日に奥日光の刈込湖に行ってきました。
年に1〜2度は訪れる日光。今回は少し前に購入していたスノーシューを履いてない事を思い出したので慣らしに歩いてきました。コースは奥日光の湯元温泉から刈込湖迄のピストン。雪の時期はスノーシューで人気のコースなのでどんな景色が待ってるか楽しみです。
始発に乗って日光へ向かう
奥日光までは「まるごと日光東武フリーパス」を利用するとお得にいくことができます。このフリーパスは浅草から下今市まで往復運賃と下今市から先は4日間電車とバスが乗り放題になるのでとてもリーズナブル。自分の場合は日帰りでしたがそれでも通常運賃より2,000円程お得になりました。
この時期は始発が動く時間はまだ真っ暗で電車で1時間程移動した所でやっと日の出を迎えます。車窓から眺める日の出もいいもんです。
南栗橋駅から東武日光駅の間はちょっとレトロ感が漂う味のある車両に乗ることができます。もう日光には何度も行ってますがこの列車に乗るのも旅の楽しみの一つになっています。
湯元温泉まではぶらりバスの旅
東武日光駅に到着。ここから奥日光までバスで移動します。まずはバスの終着点になる湯元温泉へ向かいます。いつもは車で来ることが多いのでたまに公共交通機関を使うとゆっくりと景色を眺めることができるので新しい発見があったりして楽しい。
この時期は道路も空いていて時間通り中禅寺湖に到着。晩秋に登った社山も雪化粧してます。
戦場ヶ原はスノーシューで縦横無尽に歩き回れることもあって多くのハイカーが赤沼で下車していきます。
赤沼を過ぎると乗客は自分ともう一人のハイカーだけとなりバスの中は閑散となりました。
白く見えている所は湯の湖。この辺りは温泉が湧き出ているのか全面凍結はしてなかったです。
温泉街を抜けて登山口へ
湯元温泉到着。バスターミナルの中で準備をすませたら出発します。
まずは湯の平へ向かって温泉街を歩いていきます。
バスターミナルから5分ほどで湯の平に到着。覗き込んでみますが湯気がたってて中はよく見えなかったです。
スノーシューを履いて登山開始
スノーシューを履いたら切込湖・刈込湖登山口より登山開始。
金精道路出合まで緩斜面を登って行きます。
スノーシューで人気のコースということもありトレースはしっかりしているので歩きやすいです
金精道路出合いに出ました。木々の隙間からは先ほどまでいた湯元温泉街を眺めることができます。
夏場は尾瀬へ続く道路ですがこの時期は雪に覆われているので森の真っただ中にいるように感じます。
コースを外れて誰もトレースをつけてない道路をバフバフいいながら足跡を残していく。
金精道路出合から下りはじめるとスルッと左のスノーシューが外れました。どうやらストラップの締め方が甘かったようです。坂の途中なので履きづらいですがしっかりとストラップを締めつけなおして再出発。
台風が近づいていることもあり、たまに突風が吹きつけると一瞬で辺りはホワイトアウトになって何もみえない。
この時期だけのご褒美
斜面を下ると目の前が開けて蓼の湖があらわれました。夏にはクマザサに覆われて行くのが困難ですが雪のある時期はスノーシューのコースになってるので容易に湖畔に立つ事ができます。
この辺りまでくると雪もしっかり積もってるので新雪のうえを歩いてみます。ワカンなら膝くらいまで埋まりそうな所もスノーシューならば足首程度しか沈まないのでとても歩きやすい
上空は強風によって空が真っ白になったり青空を覗かしたりを繰り返してる
何度かストラップを調整しつつ自分が歩きやすい締め具合をみつけると歩きやすくなった。
小峠に到着。たまに吹き付ける強風にあおられながらも先を急ぎます。
小峠の先からは冬道と夏道に別れます。夏道には踏み跡がなかったのですがスノーシューの本領発揮とばかりに夏道を選択して進んでいく。
白銀に輝く刈込湖
刈込湖に到着。空の青さに湖面の雪の白さが映えます。そして正面奥には雪化粧した太郎山がどっしりと鎮座している。
真っ白なキャンバスに足跡を残していきます。その後、昼食の準備してると強風が吹きつけるので体の向きを変えようと腰を浮かせたら尻にひいてたマットがあっという間に彼方に飛ばされて消えてしまった。その後もたびたび強風が吹きつけるので、ここでの昼食は諦めて戻ることに。
帰りは冬道から戻ります。こちらはトレースがしっかりあるので歩きやすい。
昼過ぎの気温は1度でしたが今日は風があるのでもう少し寒く感じました。
お昼を食べられるポイントを探しますがなかなかいい場所が見つからない。
蓼の湖の湖畔まで戻ってきた所で風があたらないポイントを見つけたので昼食にします。今日のメニューは「牛すき焼き鍋(うどん入り)」にたまごをトッピング。雪上で手軽にすき焼きを食べられるなんて贅沢。味の方もめちゃくちゃ美味しかった。
この時間になると蓼の湖もだいぶ氷が溶けて色々な表情を見せてくれます。
湯の平に向けて降っていると前方で何か動くものがいるので近づいてみると雪の上を猿が歩いていました。少し歩くとこちらの動きを確かめつつ警戒して山を登っていきました。
切込湖刈込湖の登山口まで戻ってきました。
今日はスノーシューを試すのが目的だったので刈込湖巡りだけしかしていませんが次回くるときにはもう少し足を伸ばして切込湖も廻ってみたいと思います。
スノーシューの使い勝手は初めこそ外れたり、左右のバンドの締付け位置があわなくて歩きづらかったりしましたが調整していくうちに自分にとっていい締付け具合を見つけたことで途中からは快適に歩くことができました。次は深雪の山で使ってみたいと思います。
おまけ: 帰りは行きにものったちょっとレトロチックな電車でまったりしながらビール。この瞬間がたまらなく好きです。日光は1年を通して色々なアクティビティを楽しめるので今後もちょこちょこ訪れて楽しみたいと思います。
登山日:2021年1月31日
コース:
9:29 刈込湖登山口
10:07 蓼の湖
10:58 小峠
11:53 刈込湖
14:01 蓼の湖
14:36 湯元温泉バスターミナル
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