【中央アルプス】御嶽山 噴火の日と色づき始めた紅葉に癒される山旅

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2020年9月27日 木曽の御嶽山に登ってきました。

天気予報とにらめっこそして御嶽山へ

週末は越後駒ケ岳へ行く予定でしたが天気は雨予報。そこで何処か天気が安定しているところがないか探していると中央アルプス方面は晴れ予報。空木岳と御嶽山で迷いましたが御嶽山にました。登り始めてザックに花を挿している方が何人かいたので気づいたのですがこの日は6年前に御嶽山が噴火した日。山頂には多くの方が慰霊登山に訪れていました。

日本三大霊山の御嶽山へアタック

今回は6合目の黒沢口・中の湯から山頂まで登って、そこから二の池小屋へ寄ってから戻ってくるコース。

夜中に車を走らせて6合目の黒沢口・中の湯に到着したのが4時、この時点で駐車場の8割程は埋まっていました。2時間程仮眠とってから出発します

6:08 登山開始

登りはじめは樹林帯の中を木段を登っていきます。今日は青空が見えていて山頂方面の天気もよさそうです。

シラタマノキの実とゴゼンタチバナの実

ロープウェイ山頂駅との分岐

7合目の行場山荘、この山荘は建物の中を通って反対側に抜けるようになっていて帰りにはここで休憩されているかたも多くいました。

最近は快晴での登山がなかったのでいつもよりも3割増しで快適な登山。

登山道はとてもよく整備されていてこの辺りもまだ木段がつづいてます。

登山道は標識がしっかりしているので道に迷うようなことはありません。

標高もあがり視界も開けてきました。奥手にみえるのは鉢盛山

8合目付近までくると紅葉が始まっていました。今シーズン初の紅葉で気分も高揚します

青空にダケカンバの赤が映える

紅葉に見惚れつつ進んでいると樹林帯の隙間から山頂方面が顔をだしてきた。

紅葉を眺めながら山頂を目指す

女人堂に到着。御嶽ブルーもあって、ここからの展望が素晴らしい
100年位前は8合目から先は神の聖域とされ女人禁制となっていたようです。当然ながら今では誰でも聖域に足を踏み入れることができます。

ここまでくると展望がひらけて山頂方面を一望することができます。ここからだとまだ少し距離がありますが山の斜面が赤や黄色に色付きはじめていることがわかります。

ここからは山頂と三ノ池方面の二手に分かれていますが今回は山頂方面へ進みます

山岳信仰の山だけあって石碑や仏像など至る所に祭られています。

少し上がった所から眼下には女人堂。雲に隠れていますが晴れていれば北アルプスを望むことができます。
山の斜面はまだ色付きはじめてたばかりですがそれでも黄色や赤のコントラストが美しい

雲も取れだして山並みがはっきりと見え始めた

更に標高をあげていくと見事な色付き。今日はこの辺りから見る紅葉が一番綺麗だった

山頂まではまだ標高で500m程の登り、まずは頭上にみえている小屋を目指す

登山道は砂礫や岩稜帯へ変化して火山なんだということを改めて思う。山頂方面が見えてると近いように思えるけど実際に登ってみるとなかなか着かない

岩稜帯を経て山頂へ

九合目、2820Mの石室山荘に到着。

その先にはもう1件の山小屋となる覚明堂、こちらは御嶽山の噴火後に営業を取りやめたそうです

二ノ池へ向かう横道がある十字路から頂上までは一定の期間だけ立ち入ることができるよう規制緩和されており、2020年は7月1日~10月13日までとなっています

二ノ池方面。以前はエメラルドグリーン色していましたが噴火により火山灰が流入したことで池はほとんどが消失してしまいました。

以前、御嶽頂上山荘が立っていた山頂直下までやってきました。3000Mを越えるとやはり空気が薄いので軽い頭痛がでてきました

噴火の日に山頂で犠牲者へ鎮魂の祈りをささげる

山頂直下には避難シェルターが設置されており、いざという時にはここへ逃げ込むことができるようになっていました

噴火災害慰霊碑、今日は6年前の噴火の日、鎮魂を込めて祈ってきました。

この鳥居をくぐるといよいよ山頂

9:51 山頂に到着しました。

山頂からは一の池を見渡すことができます。現在、立ち入り禁止となっている

眼下には二ノ池と二ノ池山荘、二ノ池は噴火によって消失って聞いてましたが池の左側にはいくらか水が溜まっている。その奥には二ノ池ヒュッテ、さらにその奥には三ノ池避難小屋までみることができる。

このドームの奥には多くの花が手向けられていました

山頂から下山します

こちらは大滝頂上方面

二ノ池方面へ向かいます

近くでみると火山灰に覆われていることがわかります

二ノ池山荘でランチそして下山開始

二ノ池山荘。小屋の横で少し早めのランチをとります

小屋の前にも石像が祀られている

三ノ池方面へ続く登山道

まだ多くの方が山頂を目指している

ここからは山頂の標識や鐘も肉眼でもみることができる。食後のコーヒーを飲んでゆっくりしたら下山開始

山荘の中は大勢の方が蜜状態で休んでいたので休憩は取らずに手拭いだけ買って直ぐに小屋を出ました。

あと一週間もすれば見事な色づきになるんだろうな

山頂方面はガスが出たり晴れたりを繰り返してる

黄葉と石室山荘

噴火時刻になるとサイレンが鳴り響きそれに合わせて犠牲者をしのんで黙祷を行いました

行場山荘までもどってきました

登山口まで戻ってきました。今回急遽訪れた御嶽山、その日が噴火があった日というのは何かに引き寄せられたのかもしれない。次回くるときには小屋に泊まってもう少しゆっくりと回ってみたいと思います。

今回の山行で購入した手ぬぐい。左が石室山荘で右が行場山荘。

登山日:2020年9月27日

コース:
6:08 黒沢口六合目・中の湯
7:52 女人堂
8:54 石室山荘
9:51 御嶽山山頂
10:15 二ノ池山荘
11:57 女人堂
12:51 黒沢口六合目・中の湯

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