2020年8月22日
1日目の鳥海山に続いて2日目は月山へ登ってきました。
北東北遠征の山旅 2日目 月山への日帰り登山
月山は標高1984mの活火山で磐梯朝日国立公園に属しており日本百名山、花の百名山に選定されています。また、月山に羽黒山と湯殿山を含めた出羽三山は古より山岳信仰の場として修験者、参拝者が集っています。
まずは前日の宿泊の話から、前日は志津野営場でテント泊するつもりでいましたが受付で「今日は誰もいないし熊がでるかもしれないのでこちらを何時間おきに鳴らしてくれる」と”爆竹”を渡されました。これにより急に恐怖心が湧いてきたこともあり野営場でのテント泊はやめて月山のリフト乗り場に近い姥沢駐車場での車中泊へ変更しました。
姥沢駐車場に着いたが18時頃。標高1100m程の場所ですが到着したころはまだムシ暑く窓を空けたりエアコンつけたりしてましたが、日が落ちてくると気温も下がり快適に寝ることができたので車中泊で正解だったかな
車中泊からの目覚め
翌5時前に目覚めたら月山方面の空にはどんよりと雲が立ち込めてたので雲が取れるのを期待しつつ朝食にします。コンビニで購入しておいたパンとコーヒーを頬張りながら準備をすませ 5:50 に姥沢駐車場を出発。まずはここから10分ほど先の登山口に向かいます。
今日のコースは月山ペアリフト乗り場から頂上の月山神社までのピストン
晴れることを願って登山開始
ここで月山環境美化協力金200円を納めたら登山開始
前日の疲れもあるので月山ペアリフトに乗りたかったのですが、この時間はまだ運転されていないので自力で登っていきます。
山頂までは2時間30分ほどの道のり、2日目なので軽めの登山はありがたい。
登山道は木道が整備されていて歩きやすい
ウメバチソウ
少しづつ高度を上げていきます。山頂方面は雲に覆われていますが少しでも景色がみれることを期待して進んでいきます。
登山道脇にはこの時期でも多くの花が咲いており目の保養になります
月山のしずく、登りはじめで喉の渇きもないので、帰りに飲むことにして今は先を急ぎます
標高をあげていくと視界が広がりますが、このように山頂方面は真っ白。小雨も振り出してきたのでレインウェアを着込みます。
「山を登っていればこういう日もよくあるよね」と自分に言い聞かせつつ、幻想的な景色を楽しむことにします。
ハクサンフウロとニッコウキスゲ
ウメバチソウとミヤマリンドウ
小さな鳥居がありました、信仰の厚い山だけあって所々に祠が祭られています。
稜線まであがってきました。晴れていればこれらの山々が見渡せるようです。
月山頂上小屋に到着。こちらの山小屋は営業していたのでお目当ての手ぬぐいを購入。しばし女将さん?と話をしたら頂上へ向かいます。
山頂の月山神社が見えてきましたが、展望は期待できそうもないです。
月山神社でお参り
8:25 月山神社本宮に到着、この先は撮影が禁止されているので写真はありませんが、本宮に参拝するには500円を納めてお祓いをしてもらってから参拝することになります。
本宮の中は宮を中心としてコの字で囲むようにいくつもの小さな祠が並んでおり、反時計回りにひとつづつお参りをしていきます。自分は小銭が5枚しかなかったので5か所だけお参りしました。
参拝が終わると登拝認定証なるものがもらえます。
展望のないまま下山路につく
参拝をおえたら真っ白な中を下山開始
リフト乗り場との分岐にきました。景色もないのでこのままリフトに乗ろうかと考えがよぎりましたが時間的にも9時過ぎと早いのでこのまま歩いて下山することにしました。
この看板をみてしばらく下っていると、どこからともなく子熊らしき鳴き声が聞こえてきた。本当に遭遇したらいやなので先を急ぎます
下の方までおりてくると雲の切れ間から遠くの山がみえましたが、山頂付近にはやはり雲がかかったまま。今日は山にいる間はずっと雲が取れることがありませんでした。
10:04 ほどなくして登山口までもどってきました。
行きには気づかなかった月山フラワー情報。花の百名山だけあって種類も豊富
今日は終始、雲と小雨に振られて景色はありませんでしたが、それでも月山神社でお祓いとお参りしたことで身は清めらえれたかなと思います。次回くるときには月山の美しい稜線を眺めてみたいです。
これにて、北東北 遠征の山旅は終了。この後は道の駅にしかわに併設されている水沢温泉館で汗を流し、お土産を購入してからふたたびロングドライブをして帰路につきました。帰りがけ高速をはしっていると蔵王連峰が目の前にあらわれたので寄り道しようかなと思いが湧いてきましたが、ここはグッとこらえて冬まで楽しみは残しておくことにしました。
登山日:2020年8月22日
コース
5:50 姥沢駐車場
7:32 牛首
8:25 月山神社
10:12 姥沢駐車場
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