DAY3
3日目は黒部五郎小屋〜双六小屋までの道のり
3日目は距離も短いので、ゆっくり朝食をとってからのスタートです。
5:25 前日、小屋でいっしょになった方と話をしながら出発します。
小屋裏手から暫く登りが続きます。振り返ると昨日登った黒部五郎岳。晴天ということもあってカールもハッキリ見ることができます。
笠ヶ岳
こちらからだと山容の美しさが際立ってカッコイイ。
三俣蓮華岳と双六岳方面
晴天の中、あの稜線を歩けると思うと今から気分が上がる。
薬師岳
どっしりしていて風格のある山容。
ミヤマキンバイ
8月下旬でも、日当たりが良くないところにひっそりと咲いてました。
雲の平
時間があれば、雲の平小屋で何日か滞在したい。
鷲羽岳
いつみても素晴らしいフォルム。
7:45 三俣蓮華岳に到着
晴天なのもあって、鷲羽岳を始めとして北アルプスの山々を見渡せます。コーヒーを飲みながら、この景色をゆっくり堪能します。
双六岳方面
これから歩く縦走路。この景色を眺めながら歩けるのは楽しみ。
双六岳
この時は天気もよいので、この登りを終えれば、最高な眺望が待っていると思っていました。
双六岳の山頂
山頂に着くと楽しみしていた槍ヶ岳は・・・雲の中。雲もそのうち晴れるだろうと、ここでもコーヒーを飲みながら1時間程度待っていましたが、雲が取れるどころか徐々に厚くなり眺望は諦めざるをえませんでした。
本当ならばこの先に槍ヶ岳がドカンと聳えているはず・・。残念ですが双六岳小屋へ向かう事に。
双六小屋が見えてきました。小屋の先に見えるのは樅沢岳。その先は槍ヶ岳へと続く西鎌尾根。
双六小屋に到着
小屋で受付を済ませたら先ずはテントをたてます。
小屋の横から鷲羽岳
待ち人来たる
縦走前に小屋で待合せしていた方と合流。新穂高温泉からワインを担いできてくれました。
酒宴
小屋前のベンチで黒部五郎小屋から一緒にきた方、新穂高温泉からワインを担いできてくれた方と鷲羽岳を眺めながら宴会タイム。
共通点の山の話で盛り上がれるので話も尽きることはないです。
酒宴が終わった後は朝までグッスリ眠ることが出来ました。
DAY4
最終日は双六小屋から新穂高温泉まで
5:24 最終日も快晴の中、モルゲンを眺めることができました。
先日、新穂高温泉からワインを担いできてくれた方は鷲羽岳、水晶岳からの雲の平に向けて、出発して行きました。
今日は下るだけなのでゆっくりとテントを撤収。この時間になるとテントの数も大分少ない。
ナナカマド
あとひと月も経てばこの辺りも紅葉に染まってまた違う景色が見れるのだろうな。
槍ヶ岳
槍ヶ岳を始めとして奥穂高方面まで見渡せる素晴らしい眺望。
双六小屋と鷲羽岳
小屋が山に抱かれてるようで、このフォルムが好きです。
歩いていても横目で見えるのだけど、これだけ快晴で素晴らしい眺めだとつい立ち止まって見てしまう。
これから歩く縦走路。当面の間、絶景が楽しめそうです。
花見平
お花畑もこの時期にもなると終わりを迎えて、少し寂しい感じ。
弓折岳分岐
絶景ともここでお別れ。ここからは標高を下げていきます。
鏡平小屋
ほんの少し標高を下げただけで、体感温度が上がったように感じる。
鏡平池
余りにも暑いので眺めていると飛び込みたくなる気持ちをグッと堪えて、先を急ぎます。
これから降っていくルート
イタドリガ原
降っていても日向にいると汗が滴り落ちる。
チボ岩
渇水の為、上まで登っていかないと水はありませんでした。
小池新道登山口まで降りてきました。
この先はほぼ平坦な道で歩きやすい
わさび平小屋
冷やされた野菜、素麺などとても美味しそう。
笠新道との分岐
新穂高温泉ゲート
ゲートを過ぎると無事に縦走が終わったんだなと感じる。
新穂高温泉
帰りのバスまで3時間あるので、温泉と食事。おすすめはひがくの湯と登山者食堂。奥飛騨温泉郷観光案内所(新穂高センター )前から電話をすると送り迎えしてくれます。
温泉にゆっくり浸かったら、ちょっと奮発して飛騨牛付きの定食。
新穂高ロープウェイからはバスに乗り帰路に着きました。自分で運転しないので楽ちんで、無事に新宿まで着きました。
旅の戦利品
今回の縦走で購入した手拭い
太郎平小屋
黒部五郎小舎
双六小屋
鏡平山荘
わさび平小屋
最後に
折立から新穂高温泉までの縦走路は静かで北アルプスの奥地を感じることができた山行になりました。今回、雨によって薬師岳は断念しましたが、次回は室堂からの縦走かその逆の行程で訪れたいと思います。
コメント